株式会社NTTデータ九州の導入事例ページです。NTTデータ九州の製品、サービスを導入していただいたお客様の導入事例を紹介しています。
福岡市様は、中心市街地での交通混在に対応するために『混雑緩和プロジェクト』に取り組まれる中で、駐車場を探すうろつき交通や空き待ち混雑を解消するための仕組みとして『福岡市駐車場ナビ』を運用されています。
NTTデータ九州では、『福岡市駐車場ナビ』の初期構築から本格運用開始後の現在までの運用保守を一貫して担っていて、情報技術を通じて地域課題の解決に向けて自治体様のパートナーとして取り組んでいます。
■システムの概要
- スマートフォン等からアクセスできるWebページを通じて、福岡市様と提携している駐車場の満車・空車の情報を一目でリアルタイムに確認できます。

- GoogleMapやiPhone標準の地図アプリとの連携を重視していて、ワンタッチで使い慣れた地図アプリでの経路検索を可能にします。
- 参考:福岡市様広報ページ
https://www.city.fukuoka.lg.jp/doro-gesuido/tyuushajo/hp/management_2.html
■構築の背景
福岡市様では、天神ビッグバンを始めとした活発なまちづくりや国内外からの観光客の増加等で、近年ますます人の動きが活発になる中での交通混雑への対応が大きな課題でした。特に福岡市の中心部である天神地区では、一部の駐車場に利用が集中することによる自動車の空き待ちや空いている駐車場を探すためのうろつき交通によって、道路混雑が生じるという課題がありました。
そのような状況の中で福岡市様は、既存の民間駐車場等が分散して利用される仕組みを作ることで、短期間での道路混雑の解消と駐車場ニーズへの対応を目指していました。

NTTデータ九州は、これまで培ってきたシステム開発の実績を活かして福岡市様の課題解決をご支援できると考え、福岡市様の企画提案競技に応募し、最優秀提案と評価を受けてシステム構築を受託させて頂きました。
■構築したシステムの特長
UI/UXを重視して初めての利用者にも使いやすいデザイン
福岡市様が委嘱されていているDXデザイナーの皆様のご助言を頂きながら画面デザインの改良を重ねたことで、初めて利用するユーザーにも分かりやすい利便性の高いデザインを実現しました。

リアルタイムでの駐車場満空情報の連携
駐車場毎の満空情報についてリアルタイムで連携される仕組みのため、既に満車になっている特定の駐車場への利用集中を防ぐことができます。

リアルタイムに満空情報を連携
様々な形態の駐車場の満空情報取得に対応
福岡市様と提携している駐車場は、機械式の立体駐車場やゲート式のコインパーキング、管理人対応の駐車場等の多種多様な形態がありますが、それぞれの運営形態に応じた満空情報の連携手法を調整することで幅広い駐車場事業者の満空情報を集約するシステムを実現しました。

地図アプリとの連携
GoogleMapやiPhone標準の地図アプリ等の多くのユーザーが使い慣れた地図アプリとの連携を重視し、目的の駐車場についてワンタッチで連携して、地図アプリの経路機能を活用して各駐車場へのルートを探索できる仕組みを実現しました。
フリンジパーキングの利用促進
提携している駐車場のうち、福岡市様が官民連携で取り組んでいるフリンジパーキングを実施しているところについては、アイコン表示等でご案内し、利用促進を図っております。

※フリンジパーキングとは
都心部の自動車流入を抑制し、道路交通混雑の緩和を図るため、都心周辺部の駐車場でマイカーを受け止め、公共交通等に乗り換えて都心部に行く取り組み。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/jutaku-toshi/ks-suishin/shisei/fringe.html
■今後の取り組みについて
NTTデータ九州としては、本システムを通じて福岡市内の交通混雑緩和という地域課題の解消に取り組むためにシステムの安定運用に向けた福岡市様へのサポートを行います。
引き続き自治体様のパートナーとして地域の課題解決に向けて取り組んで参ります。
関連リンク
「福岡市駐車場ナビ」本格サービス開始 紹介動画
URL:https://www.youtube.com/watch?v=RCUlN0J-72o
「8月18日市長会見」 動画
URL:https://www.youtube.com/live/bPd5kGRu3fs?si=vuDLcodvmZNlmLUt&t=15
お問い合わせ
公共システム事業部 公共ビジネス統括部
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Mail: pnavi-support@hml.nttdata-kyushu.co.jp
