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 新年明けましておめでとうございます。

 平素より、弊社NTTデータ九州、ならびにNTTデータグループをご愛顧いただき、厚く御礼申し上げます。

 2021年は、長期化する新型コロナウイルス感染症の拡大により、日常生活に大きな影響を与え、人々の行動や意識に大きな変化をもたらしました。夏には東京オリンピック・パラリンピックが開催され、ライブやスポーツ観戦など多くの人が集まるイベントは、自粛や延期、無観客、限定的な開催を経て、徐々に新しい時代に合わせた取り組みに変化しています。働き方についても、リモートワークを恒久的な選択肢として導入する企業も増えており、リアルとバーチャルの働き方をいかにバランスよく融合していくかを模索している状況です。

 日本経済は、10月の緊急事態宣言解除後も、新規感染者数が低位で推移し、ようやく国内経済活動の再開が進んできております。一方、半導体などの供給制約や原油の高騰により22年にかけても企業活動の抑制の要因となりますが、それ以上に、経済活動の正常化に伴って、雇用の改善に加え、コロナ危機下で積み上がった40兆円と言われている過剰貯蓄の一部が消費に回ると言われており、回復が期待され明るい兆しが見えてきます。

 そのような状況下において、企業のIT投資は増加しており、特に事業の変革に振り向けられる投資に積極的な企業が増えています。世の中の変化に対して、戦略的に攻めていくためのIT投資の重要性が増してきていると思われます。

 法人企業だけでなく、金融機関や自治体も含めて、デジタル変革に向けた組織体制は徐々に整備されつつあり、RPAや、ペーパーレス化、リモート会議といった作業効率化を目的としたツールの導入はかなり進んできました。
 これからの、コロナ危機に伴う価値観の変動が引き起こした「ニューノーマル」の時代に、持続的な成長を目指すためのカギは、本当の意味でのデジタルトランスフォーメーションです。競争力をつけるために、経営改革、事業改革、人材改革などの積極的な改革を行うタイミングに差し掛かっています。

 弊社の経営ビジョン「Trusted Kyushu Innovator」の通り、これまで培ってきたしっかりと品質のよいシステムをご提供することに加え、皆様の事業改革をITで支えられるよう、ビジネス環境、経営戦略などのさまざまな知見と柔軟な発想を活かし、九州・沖縄の社会、企業の皆様とともに発展していきたいと思っております。

 NTTデータグループ各社、NTTグループ各社、そして各種パートナーの皆様ともしっかりと連携し、皆様の事業発展を支えるITパートナーになるべく努力して参ります。

 本年も引き続きご愛顧と、ご指導、ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

代表取締役社長 加藤 浩治の写真
株式会社NTTデータ九州
代表取締役社長
佐藤 歩